2013年6月22日土曜日

6月22日 看護師さんのEI/EQ

6月22日 看護師さんのEI/EQの高さに、毎日を感謝しています。
EI/EQという言葉になじみのない方もいらっしゃると思いますので、ちょっと説明。

IQ というのは良く聞く言葉だと思います。日本語では、知能指数 Intelligence Quatient の略です。これは、主に頭の良さを表すのに使用されています。

EI というのは、心の知能指数 Emotional Intelligence Quotient の略で、EQ というのは心の知能 Emotinal Intelligence のことを言います。
どういうことかと言うと、頭の知能指数はある程度しか鍛えることができないが、心の知能指数は、己を知り、己を高めることで鍛えることができるというものです。この能力を鍛えることで感情を近くし、コントロールしよりよい社会作りに生かそうという考え方です。

さて本題、私が入院している看護師さん、スタッフさんすべてが、このEI / EQが非常に高い。常に患者さん目線、患者さんの健康回復するため、入院生活をよりよく過ごしていただくためという思いがひしひしと伝わってきます。
また、その連絡網の緻密さも見習うべきものがあります。朝検温にくる看護師さん(夜勤)に、夜眠れなかったとか、調子が悪かったというと昼間の看護師さん(日勤)にそれが伝わっていて、薬の処方についての確認とより高度な質問がされます。
また、前回の治療の際、口内炎になった時も直ぐに栄養士の方が部屋まで来てくれて、好みや食べられそうなものをヒアリングし、その次の食事に反映されます。薬の処方もしかりで抗がん剤導入の前には、薬剤師さんが来て、効果、持続性、副作用などについて懇切丁寧に説明してくれます。

このEI/EQの高さは素晴らしい!
看護師さんだから、命の最前線だからでしょうか?...私が思うに、彼らが自分の仕事の本質についてブレが無いからではないかと思います。
ちょっとこちらの容体が良い時に、常に笑顔で部屋に入ってこられる。これも今は容体が良いというコミニュケーションが看護師さんの間で交わされているからできると思います。
 また、こちらが容体が悪い時は、そーっと声掛けをしてくれますし、寝ている時は一回スキップして、起きている時間に容体を聞きにくるなんてこともあります。これをマニュアルですからと寝ている時に無理やり起こされたり、はい、今からシャワー浴びてください...とやられたら検温やシャワーですら患者のストレスになると思います。臨機応変に対応してくれています。
プロだから当たりまえ...と言われればそうなのですが、じゃ私が常に会社でプロでいたかというと気恥ずかしい思いになってしまいます。
 一度、どうしてなのかと看護師長さんにどのような教育をしているのかについてお話を聞く機会があればなぁと考える次第です。



4 件のコメント:

  1. ン~む!!

    Disney LandなみのHospitalityですねェ(*^_^*)

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    1. DisneyのHospitalityという本を読んだことがありますが、彼らは夢の国に住む、住人になれるということで夢の中の住人を振舞えるということが書かれていました。
      看護師さんも看護師さんという役を演じているのでしょうかねぇ。いずれにしても闘病時の強い味方です。

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  2. この仕事を選ぶこと自体EQ高いんでしょうね。

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  3. そう思います。
    また、配属される病棟や科によって違いが出てくるのかも知れませんね。
    そう意味でも、最高のスタッフがバックアップしてくれています。

    この病棟は比較的、外科と違って血を出したり、傷口を消毒したりという患者に一定の苦痛を与え続ける治療がないからかも知れません。
    私が一番ビビッていた骨髄穿刺(マルク)や髄注にしても麻酔をかける時間をいれても30分程度ですから他の痛みに耐える治療とは異なるかもしれませんね。(抗がん剤の副作用は別です。)
    外科の入院患者といえば骨を折って入院していながら焼肉屋に現れた人もいましたねぇ。あれ、あの時は、心臓にばい菌が入った時で知ったけ? まぁ猛者がいたものです。

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